七海の気になる噂話

七海の周りの噂話あれこれ

呼び捨てをナメているすべての人たちへ


結局男にとって呼び捨てって何なの?



山下健二郎@友達以上恋人未満?LAST






臣「ってか、健二郎くんも時々だけど愛おしそうに見つめてることあったぞ」


真「…何を?」


と聞くと、さぁねだって。



 


臣「まぁ、でも良かったな」

真「何が?」

臣「健二郎くんとお付き合い始めました、だろ?」

真「え?聞いたの!?」

臣「聞いてねぇけど、昨日までと顔つき全然違うし、お互い」



何よ、普段そんな私と会話してないのにわかるんだ。




真「お陰様で、まとまる事ができました」


改めていうと恥ずかしいな。






臣「健二郎くん、マジでウジウジしてうぜーんだもん」


真「ウジウジしてたの(笑)?」


臣「真琴もだろ?ウジウジして。ま、良かったんじゃね?」


真「本当に臣くんは素直じゃないな
!素直におめでとうって言ってよ」


臣「はいはい、おめでとうございまーす」


真「何その棒読み、全然気持ちこもってないし」



本当に照れ屋なのか、気分屋というか、冷たいというか。








真「あ!臣くん、呼び名のこと健二郎に言ったでしょ!?言うなってあれほど言ったじゃん!」



"まぁこ"

恋人が出来たら、そう呼んで欲しかった。

この話をたまたま臣くんに聞かれて口止めしたのに!




臣「あれ、言えっていう前フリでしょ?」



悪びれる様子もなく飄々と答える。




真「フリなわけないでしょーが!!」 


臣「いいじゃん、減るもんじゃなし。健二郎くんに言ってもらいたかったんだろ?」

 
真「まーそうだけど!!」


臣「全ては結果」




そう言うと臣くんはおもむろに歩き出した。




  
"真琴、健二郎くんに幸せにして
もらえよ"と一言ボソッと呟いた。



本当に素直じゃないんだから。



ってかさ、年上なんだから呼び捨てしないでよね。




真「臣くん、ありがとうね!」

臣「はいはーい」





幸せに一歩近いたかな。












スタジオに戻ると、
壁にもたれかかった健二郎が今まで見たことない顔してスマホを見てる。

何よ、あの顔。

愛おしそうなモノ見るような顔。


あれが、臣くんが言ってた…顔かな?





真「ちょっと何スマホ見てニヤついてんのよ!」


健「げ、真琴!」


真「げって何よ!げって!!」


健「な、なにもあらへん!!」




と、スマホを後ろに隠す。




真「あやしいぃ〜。仕事中なのにエロ画像とか見てたんでしょ!見せてみなさいよ!」


健「あかんって!これはあかんねん!!」